遺偈(ゆいげ)|28世大慈提三大和尚命日|愛語よく廻天(かいてん)の力あり
遺偈(ゆいげ)というのは禅僧の遺言(ゆいごん)のことです。
いつ亡くなってもいいように、毎年年末になると四苦八苦しながらも、年初を迎える区切りとして漢詩作りに取り組んでおります。
本日2月26日は、28世大慈提三(だいじたいざん)大和尚の命日でした。提三大和尚は私の尊敬する祖父でもあります。
提三大和尚大和尚は遺偈をこのように書いておりました。
また、寺号額も残されました。
大慈提三大和尚は「愛語」という禅語を好んでおりました。
愛語能(よ)く廻天(かいてん)の力(ちから)あることを学すべきなり
「愛語(愛のある言葉)は、天体の運行、ひいては宇宙の働きを逆転させるほどの力があることを理解し、学ぶべきである」
曹洞宗の開祖、道元禅師の「正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)」の中にあります。
祖父から頂いた多くの愛語は今だ、私の心の中に生き続けております。
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