鉛筆写経のススメ|雲林寺版写経用紙|気に入った表現でご祈願して下さい
写経とはその言葉どおり、「お経を写す」ことです。
お経とはお釈迦様をはじめ、仏教の祖師方の教えが書かれたものであり、たとえば『般若心経』であれば、空くう…あらゆるものは実体がない という考え方が説かれています。
写経とは、そうした教えを写し学ぶことであり、教えの実践でもあるのです。
本来であれば筆で書くことが正式ですが、初めての方々には鉛筆写経をオススメします。
その後、より本格的な写経へと興味が湧いてきたら筆に移行すればいいのであって、最初から筆でなければいけないと考える必要はありません。
写経をすると、脳がリラックス状態になり、さらには脳を活性化することが実験観察で明らかになっていますので、実際に良い効果が得られるようです。
般若心経 は漢語で書かれているため、いきなり目を通しても、内容を理解するのは難しいものがあります。
しかし、実はその内容は現代にも通じる、人間だれしもが抱える悩み苦しみについてと、その救いについて書かれております。
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2枚目の写経用紙を見ると最後の方に、願意(お願い事)を書く欄があります。
「為」とある所です。
「為」の下に願い事の四文字熟語を書きます。
これは漢文で書くなごりで、為の続きに 交通安全 と書けば、「交通安全のため」という意味になります。
「為海上安全大漁満足」と複数の祈願をワンセットにして書いてもかまいません。
人の数だけ祈願の数があります。
難しく考えずに、自分で気に入った表現で書いてみてください。
夢、願い事が叶いますように | ・心願成就(しんがんじょうじゅ) ・大願成就(たいがんじょうじゅ) ・満願成就(まんがんじょうじゅ) |
仕事がうまくいきますように | ・商売繁盛(しょうばいはんじょう) ・商売繁昌(しょうばいはんじょう) ・事業回復(じぎょうかいふく) ・事業発展(じぎょうはってん) ・事業繁栄(じぎょうはんえい) ・事業盛大(じぎょうせいだい) ・社運繁栄(しゃうんはんえい) |
災難を防いで幸福をもたらしますように | ・厄除開運(やくよけかいうん) ・厄除招福(やくよけしょうふく) ・開運厄除(かいうんやくよけ) ・厄難消除(やくなんしょうじょ) ・七難即滅七福即生(しちなんそくめつしちふくそくしょう) |
健康で長生きできますように | ・息災延命(そくさいえんめい) ・健康長寿(けんこうちょうじゅ) ・延命長寿(えんめいちょうじゅ) ・延命福寿(えんめいふくじゅ) |
健康に過ごせますように | ・健康祈願(けんこうきがん) ・身体健全(しんたいけんぜん) ・身体健康(しんたいけんこう) ・身体強健(しんたいきょうけん) ・身体健勝(しんたいけんしょう) |
病気が治りますように | ・病気平癒(びょうきへいゆ) ・病気全快(びょうきぜんかい) ・病気回復(びょうきかいふく) ・悪病退散(あくびょうたいさん) |
痴呆症が進みませんように。痴呆症になりませんように | ・ぼけ封じ(ぼけふうじ) |
先祖の供養をしたい | ・○○(苗字)家先祖代々霊位追善供養(○○けせんぞだいだいれいいついぜんくよう) |
いろいろありすぎて選ぶのが難しいときは、とりあえず「心願成就」としておけば、何でも願い事ぜんぶが当てはまります。
書き終えた用紙は、ご自宅の仏壇に供えましょう。
仏壇がない方は、お寺に奉納して頂いてもかまいません。
雲林寺オリジナル写経用紙は鉛筆(又はシャープペンシル、ボールペン等)専用です。
右にふりがなが記してある為、写経の他、写経をした全文を唱える事ができます。
般若心経を唱える効果は 写経と同様に沢山ございます。
雲林寺写経用紙をダウンロードし、写経し、是非当山にご奉納して頂ければ幸いです。
↓般若心経のわかりやすい訳はこちらになります。
般若心経入門① 般若心経入門② 般若心経入門③ 般若心経入門④
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