新年の幸せを願う新年祈祷会
雲林寺では毎年1月2日、新年の幸せを願う新年祈祷会を行います。
みなさまの新年に期待する願いを本尊様にお届けします。
願いを込め、祈ることは自分を戒め律することです。
新年祈祷会では檀家様全てにお配りする御札、お守りの御祈祷をします。
御祈祷しました御札は、年頭のご挨拶まわりで各檀家様へお届けし、遠方の方は、郵送いたします。
今年の新年祈祷会では参加された皆様に「般若心経」をご一緒にお唱えして頂きました。
声に出してお経を読むことを読経(どっきょう)と言います。
読経(どっきょう)は、仏法の教えを後世に伝承するために行われていたのですが、次第に読経そのものが功徳があるとされ、宗教的な行為となりました。
「般若心経」は、古来から私達日本人に最も親しまれてきたお経です。
日本仏教のほとんどの宗派において読まれており、また、最も多く写経されてもいます。
この経典を心の糧とする人は、今も数多くおられますし、21世紀以降にも益々増え続けるのでしょう。それだけ、時代を越えて人々に受け入れられる普遍的な内容を持った経典なのです。
『般若心経』は266文字という短い経典ですが、これだけ親しまれてきたのには、手軽な長さであるという以上の大きな理由が存在しています。
その一つは、最高レベルの心の智慧が、簡潔に説かれているという事です。
私達が生きて行くのに役立つ、心の持ち方の深遠なる智慧を簡潔に学べるというのが、『般若心経』が親しまれてきた大きな理由の一つです。
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