涅槃会|お釈迦様最後の言葉|世界平和こそがお釈迦様の願い
私たち人間は、他人よりも優位でありたいという思いから、対立・争いが生じてしまいます。
正しい自分たちが勝つことを喜び、正しくない人たちが負けることを喜ぶ、つまり征服欲から大きな争いが起きます。
『もろもろの事は過ぎ去るものである。怠ることなく修行を完成なさい』
お釈迦様が弟子に囲まれながら、息を引取られる際におっしゃった言葉です。
移ろいゆくものを頼りとすることは危うい。例え一時的に優位に立てたとしてもそれは永遠ではない。戦争に勝って土地を占領しても、その土地は永遠ではないのです。
「他と戦うより、自分自身の欲(煩悩)と戦い、悟りへの境地へ向かいなさい」
お釈迦様亡き後、2500年の時を経て、今、世界中の人々にメッセージを送られているように想うのは私だけでしょうか。
本日2月15日はお釈迦様がお亡くなりになられた日です。
お釈迦様の教えの根幹は「諸行無常」、すべての事象は過ぎ去るということにあります。欲で生き延びてもいつかは終わるのです。
震災(天災)で苦しむ国がある一方で、戦争(人災)で苦しむ国がある世界情勢です。世界中の平和を心より願います。
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