人間の持つ自然治癒力を信じて|瑠璃光薬師如来
日本人は世界の人口の約2%にしか過ぎないのに、薬の使用量は世界の約30%だそうです。日本人は薬好きなのでしょうか?その数字に驚きを隠せません。
私は、あまり薬が好きではなく、できるだけ自然に治し、人間が本来持つ「自然治癒力」を信じたいと思っております。
「薬」から皆様にお伝えしたいのは当山に属する「瑠璃光薬師如来」です。雲林寺境内にはございませんが、すぐ近くに所在します。
「薬」と始まるので薬関係の仏像様??と思う方もいるかもしれません。薬師如来(やくしにょらい)は医王如来ともいい、医薬兼備の仏さまです。
右手は「安心してね」と伝えております(仏教的には施無畏印、恐れを取り除きます、と伝えます)
左手には何か持っております。何でしょうか?
薬壺(やっこ)です。→何でも治る壺
薬壺(やっこ)は、人の寿命を延ばす意味をもつといいます。
「病は気から」この治すという「気力」をバックアップしてくれるのが瑠璃光薬師如来です。
病にかかると気が弱くなり、医者や薬に頼りたくなります。
「自分の病気は、自分しか治せない」
薬師如来の功徳とは、心のバランスを取り戻す、こころの薬だったのです。
人類にとって健康は永遠のテーマであり、幸福の担保はまさに健康にあると言っても過言ではありません。心のバランス(中道)が大切であります。
この記事へのコメントはありません。