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お彼岸は仏教実践週間|六波羅蜜

六波羅蜜 雲林寺

3月18日から24日までの1週間は、春彼岸の期間となります。

お彼岸は、ご先祖様の供養を行うと共に、さらに自分自身も「悟りの境地」である彼岸へ到達するために修行を行うという意味合いもあります。
                                                              
私たちが住む世界は此岸(しがん)

悟りの境地 である世界は彼岸
         
そしてその間には、煩悩の川が流れているという世界観があります。
 
煩悩の川を渡り、苦しみや悩みに囚われることのない人生を送るということ、これがお彼岸の本来の意味です。
                  
ではどうやったら煩悩の川を、溺れることなく渡ることが出来るのでしょうか。
        
川を渡るには船が必要です。
私たちには「六波羅蜜」(ろくはらみつ)という6つの船が用意されています。

布施ふせ:人のために惜しみなく何か善い事をする。

持戒じかい:規則正しくルールを守り生活する。

忍辱にんにく:辛い事があっても、落ち込まない。

精進しょうじん:最善をつくして努力する。 

禅定ぜんじょう:どんな場面でも心を平静に保つ。

智慧ちえ:洞察力を鍛え、物事の真理を見極める。

この6つの修行を通して、悟りに到る道を明かされました。

6つの教えを守って生活すれば、素晴らしい人生を送る事が出来るという訳です。

しかし、大切なのは分かっていますが、実践するのはなかなか難しいことです。

ついつい食べ過ぎ飲み過ぎたり、怒りの感情のままに発言したり、愚痴ってしまったり。煩悩の川の流れの、なんと速いことでしょうか。

ですから、春のお彼岸くらいは、ご先祖様のお墓参りへ行くと共に、6つの教えを意識して生活するのも良いかもしれません。

お彼岸をあなた様なりの仏教実践週間として、過ごされてはいかがでしょうか。

 

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