御詠歌とまなびと笑顔 禅をきく会
10月28日 (月)、昌賢学園まえばしホールにて 御詠歌とまなびと笑顔 禅をきく会 が開催されました。
梅花流 とは、曹洞宗の ご詠歌の流派の名前 ですが、そもそもなぜ、梅 なのでしょうか?
曹洞宗の開祖で永平寺を開かれた道元禅師(1200~1253)
總持寺を開かれた瑩山禅師(1268~1325)にゆかりのある言葉から選ばれたものです。
道元禅師の仏教思想書、 正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)の 梅華 の巻で、悟りの花が開き伝わる世界の構造を究めていること、
瑩山禅師(けいざんぜんじ)の伝記集、伝光緑 の 梅華では、梅の樹枝の打ち合う様を、嫡嫡相承(てきてきそうじょう)され新たに受け継がれていく仏法の命に仮託していること、から 梅花 と決定されました。
梅花流は戦後の1952年に道元禅師の七百回忌の記念事業として曹洞宗の新たな布教活動の一つとして発足しました。
梅の花は、寒い冬をじっと耐え忍び、美しい香りの良い花を春に咲かせます。
当時日本は戦後の困窮にあえぐ社会情勢でした。
こうした状況を背景に 梅花流 は生まれました。
雲林寺梅花講は 修証義御和讃(しゅしょうぎごわさん)、修証義御詠歌(しゅしょうぎごえいか)をお唱えしました。
この記事へのコメントはありません。