長野原かるた巡り|校外学習でご来山いただきました
その昔「お寺」は、折節につけ日常的に町の人たちが自然と集まり、様々なことが行われる場所でした。住人同士が分け隔てなく、共に支え合い、暮らしを営むための「拠り所」だったのです。
しかし、最近ではこうした人と人のつながりが希薄になり、地域の活動も少なくなってきております。コロナの影響もあります。当山も縮小せざるを得ない行事がございます。
そんな中、本日は町内の小学校の校外学習「長野原かるた巡り」で児童、引率の先生の皆様にご来山頂きました。
小学生の子供達へのお寺の説明をどうすれば楽しくできるのか。考えた末、クイズ形式にすることにしました。
何問か出しましたが、面白い結果となった問題をご紹介させて頂きます。
答えは ③海野兄弟(海野長守門)なのですが、子供達のほとんどが
②野口茂四郎 に手を上げました。海野兄弟(海野長守門)と答えた正解者は1名だけでした。
野口茂四郎と答えた理由は、「茂四郎トンネル」ができるほど偉い人だからそうです。
野口茂四郎は当山の檀家様であり、今でも末裔の方がご来山されております。
茂四郎のお位牌を見せ説明させて頂きました。
涅槃会図をお見せしました。お釈迦様の涅槃(亡くなられた)時の様子を模している軸です。奥が深く全てを説明するには時間が足りず、また、お寺に来てくれれば、続きを説明するよ!という事になりました。
当山の説明の後はすぐ近くにございます、瑠璃光薬師堂へ向かいました。
子供達は瑠璃色の神々しい薬師如来を見て思わず「凄い!」と声を上げていました。
先生は子供達へ、「めったに見られないからしっかり見てね!」と伝えておりました。
お寺は「敷居が高い」と思われがちですが、そんなことはなく是非気軽にご来山して頂きたいと思っております。
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