眼施(げんせ)|暖かい心は、自ら眼を通して相手に伝わる|無財の七施
「眼は口ほどにものを言う」
人間が喜怒哀楽の感情を最も顕著に表すのが眼、何もしゃべらなくとも眼つきから相手の感情がわかります。
言葉で偽りごまかしていても眼を見ればその人の本心がわかります。「眼は心の窓」という言葉もあるほど。
眼線は非言語でありますが、言語に迫るほどのコミュニケーションがあります。人は会話のおおよそ 70%の時間を、相手の眼を見ることに費やしていると言われているようです。
・・・人は命を眼に表し、死と共に眼を閉じる・・・
仏教の教えに『無財の七施』(むざいのしちせ)があります。
その一つに
眼施(げんせ)……優しい眼差しを向けること
があります。
困っている方にはどんな言葉をかけていいか分からない時があります。
そんな時は温かく見つめて頂ければと思います。
現在は、人や物、仕事、世の中……あらゆる面で“これまでと同じ”が通用しなくなった「混乱の時代」です。
これから生き抜く為に、いかに本質を見抜けるかが重要に思えてなりません。
直感を信じ、自分の心の「眼」で見ましょう!
ご自身の心の「?」を感じたら、一歩下がって決断を留まることも大切です。
皆様、自分の心の「眼」を大切に。
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