角塔婆入魂式|草木原観音堂
草木原観音堂の角塔婆(かくとうば)の入魂式(にゅうこんしき)がございました。
草木原観音堂は三原郷札所16番でもあります。
角塔婆(かくとうば)には 観音経(かんのんぎょう)の一節を書かせて頂きました。
日本人に最もよく知られ、親しく読まれているのは、言うまでもなく「般若心経」(はんにゃしんぎょう)ですが、その次に読まれているのはこの「観音経」(かんのんぎょう)ではないかと思います。
「般若心経」も「観音経」も同じ観音様のお経なんですが、全く対照的な教典です。
「般若心経」は哲学的なのに対し、「観音経」はとてもわかりやすく伝えております。
観音様を信じて一心に「観音力」と念ずれば、たちまち観音様が現われて苦境から救って下さる |
これは「観音経」が「信じれば救われる」といった単純な経典という解釈ではなく、
全身全霊命を投げ出して「観音力」と念ずれば必ず観音様が現れ、救ってくださる |
ということではないかと思います。
完全に信じる、ことはとても難しいことだと思います。
生きているものは、いつか死ぬ。これは自然の摂理で、諸行無常(しょぎょうむじょう)といいます。
生あるものは必ず滅び、変わらないものは何一つとして無い とお釈迦様は説かれました。
「人はいつか死ぬ」のだと分かると 感謝の気持を持って前向きに信じる ことができるのはないでしょうか。
機会がございましたら、草木原観音堂にお立ち寄り頂き、手を合わせて頂けたらと思います。
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