十六条戒(じゅうろくじょうかい)とは?
曹洞宗の葬儀とは、今は亡き故人様に仏様のお弟子様となっていただく式です。
仏様のお弟子様として自覚を保ち、その約束を守り勤めることを誓願(せいがん)する儀式を「授戒」(じゅかい)といいます。
「故人を仏さまの正式な弟子にするための儀式」を授戒会(じゅかいえ)と言います。
お釈迦様は、弟子となるに際して自ら守り勤めるべき規則を示されました。
仏として生きていくには「16の約束事」があります。それを「十六条戒」(じゅうろくじょうかい)といいます。
「三帰戒(さんきかい)」
「三聚浄戒(さんじゅじょうかい)」 「十重禁戒(じゅうじゅうきんかい)」 |
3+3+10=16で 十六条戒(じゅうろくじょうかい)と言います。
長いのですが十六条戒お付き合い下さい!最後に住職がご説明致します。
三帰戒(さんきかい)
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三棗浄戒(さんじゅじょうかい)
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十重禁戒(じゅうじゅうきんかい)
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私は、この十重禁戒が好きです。
まず、最初に人としてしてはならないこと「殺生はいたしません」と断言します。
比較する訳ではありませんが、他宗教は「私たちの教えが一番です」と最初に唱えます。
宗教は場合によっては、人を縛ります。
仏教は縛り付けない教えです。十重禁戒(じゅうじゅうきんかい)の最後にやっと、仏法僧の三宝を誇らないとします。
「仏教は宗教ではない 。 お釈迦様が教えた完成された科学だ」
某IT企業の社長の言葉です。
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