初彼岸とは|仏壇や仏具のお手入れ、お墓の掃除をいつもより念入りに|お彼岸塔婆
3月18日から24日までの1週間は、春彼岸の期間となります。
初彼岸とは、故人が亡くなって四十九日が過ぎた後、初めて迎えるお彼岸のことを言います。
ですから、四十九日が明ける前にお彼岸を迎えたとしても、一般的には初彼岸とは言いません。あくまでも四十九日の後ということですので、次の季節のお彼岸に持ち越しとなります。
お盆も同様の考え方で、四十九日が過ぎてから初めて迎えるお盆を「新盆」と呼んでいます。
初彼岸では何をすれば良いのでしょうか?
そもそも彼岸という言葉は、「彼方(かなた)の岸」の略です。
煩悩のある私たちの住む世界を此岸(しがん)と言い、お彼岸の期間は、あちらの世界(彼岸)へ向かう仏教実践週間であります。
仏教に親しむ期間という意味ですから、いつものお彼岸と同じお迎えで良と思います。
仏壇や仏具のお手入れ、お墓の掃除をいつもより念入りに丁寧に時間をかけてお手入れすると良いかもしれません。
お墓のお掃除は、普段はなかなかできないことが多いと思うので、お彼岸をお掃除の機会とするのも良いでしょう。
雲林寺では お彼岸の塔婆 もご準備できますので、お声かけ下さい。
春分の日は、昼と夜の時間が同じであると共に、太陽がちょうど真西に沈む日でもあります。
彼岸は我々の住む此岸(しがん)の真西にあるとされていますので、沈む太陽を見て、亡くなったご先祖さまを思い、供養したのが彼岸という行事のもとになったとも考えられています。
故人が好きだった食べ物や飲み物を用意して、霊前で手を合わせてみて下さい。故人への思いが通じるかもしれません。
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