白馬観音
現代の日本で 馬 と言えば 競馬=ギャンブル、そして 乗馬=敷居が高いスポーツ というイメージが強いようです。
しかし、古代より 馬 は人間の生活に深くかかわっていました。
人間の長い歴史を見ても、馬は、人間と一緒に畑を耕し、人間と一緒に狩りに出掛け、
そして人間と一緒に戦場で生死を賭けて戦った唯一の動物です。
江戸時代、物資の運搬などにも重要な働きをしたので、当時の人々は馬を大事にしました。
馬の無病息災を祈る信仰が生まれ、馬とともに道中の安全を祈ったり、また道半ばで力つきた馬を供養するため、祀られるようになりました。
本日、長野原町長野原区で白馬観音堂秋祭りがございました。
毎年、4月、11月に行われております。
当時、長野原に住む人々の働き手でもあり大切な財産、家族であった馬
その為、無病・無事故・感謝の念、冥福を祈る神仏として、白馬観音が信仰されました。
現在でも 白馬観音堂秋祭り が続いている事実は、私達自身の先祖、そしてその土地を守ってきた人達が命がけで守ったもの 白馬観音の信仰 が継承されているのかと思います。
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