ドーム型の塔

ドーム型の構造物の上に金の相輪(そうりん)
この様式の建築を 仏舎利塔(ぶっしゃりとう)、ストゥーパと呼びます。
クシナガラ(インド)でお釈迦様が亡くなられた後、そのご遺体は火葬されました。
そのご遺骨はお釈迦様を慕う8つの国の王に分骨され、そのご遺骨を納める為に塔が建てられました。
この塔が ストゥーパ です。
お釈迦様の最後の地であるクシナガラ
円筒形の屋根の涅槃堂には6.1mの巨大な 寝釈迦像 が横たわっています。
そしてその背後にドーム型で高さ23mの ストゥーパ があります。
ストゥーパはサンスクリット語で、 音写されて卒塔婆(そとうば)、略して塔婆(とうば)と言われるようになりました。
お寺やお墓でよく見かける木の板 塔婆(とうば)
塔婆のもともとの意味は お釈迦様のお骨を収めた塔 のことで、五輪塔などと同じく仏教の宇宙観である五大(空・風・火・水・地)が表されています。
一国の王は塔を建てる事ができますが、一般庶民は 塔を建てられないこと から現在の塔婆の形と変化していったものといわれています。
雲林寺の永代供養墓は、ストゥーパ をイメージし建立させて頂きました。
背後には全長9メートルの 寝釈迦像 が優しい表情で横たわっていることから、
雲林寺は 日本のクシナガラ とよばれております。
丸みのあるドーム型から、 やわらかく包まれている やさしさを感じ取れるかもしれません。
丸みを帯びたドーム型の屋根に 心安らかなお墓 と感じていただければ幸いです。
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