お通夜(つや)と涅槃会(ねはんえ)|涅槃図は今月末まで拝観できます
お通夜は、お釈迦様のご最期、涅槃(ねはん)に入られた時のご様子が由来となった法要です。
お釈迦様は周りを囲むお弟子様たちにご遺言を遺し、
「私の死にゆく姿が最後の説法だからよく見ておきなさい」と仰って最期を迎えられました。
その夜お弟子様たちは夜通しお釈迦様の遺され教えを確認し合い、お釈迦様亡き後の歩む道を定められたのです。
この「夜通し教えを確認し合った」ということが元となって、私たちはお通夜を営みます。
亡くなった方をお釈迦様として、ご遺族は遺された弟子たち、そして僧侶はご遺言として故人に代わってお経を唱えます。
お通夜とはまさに、個人をお釈迦様に見立てた「涅槃会」の再現なのです。
雲林寺涅槃図です。2月28日まで当山本堂にて拝見できますので、是非、お気軽にお越し下さい。
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