なぜ坊主あたま?
「坊主あたま」といわれるように、 なぜお坊さんは髪を剃り落としているのでしょうか。
仏教での「苦」は、「こだわり」がもとになっております。
「こだわり」は、何か事象があると生まれます。
髪の毛があると、そこにとても多くの意識や時間を割かなければなりません。
髪型が気になったりしますし、年を重ねると薄毛などで悩むこともあります。
いろいろ雑念が起き思考や時間が奪われて、修行にも集中できないため、出家の際には、坊主頭にするようになりました。
仏教の最終目標は俗世間の苦しみや煩悩から解放されることです。
放っておいても生えてくる髪の毛は消そうとしても消せない煩悩の象徴であり、剃髪をすることは煩悩を打ち消すことの第一歩だと考えられています。
煩悩を断ち切るために髪の毛を剃っていたわけです。
この記事へのコメントはありません。