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合掌(がっしょう)|心を一つに|手のひらの生命エネルギー

合 雲林寺
誰かに「ごめん!!」と謝る時、
誰かに「お願い!!」と何か頼み事をする時、
私たちはなぜか、手を合わせます。
食前の「いただきます」
食後の「ごちそうさま」
そして、お墓参りや仏壇の前で、亡き人へ想いを伝える時も手を合せます。
日本人は、何気なく手を合わせる習慣があります。
手を合わせる場面で共通することとは何でしょうか?
その答えは手を合わせる「合掌(がっしょう)」の意味をご理解頂ければお気付きになるかと思います。
雲林寺境内夜景
「合掌」というのは読んで字の如く、両の手のひらを合わせる所作を言います。
仏教の考えでは、
右の手のひらには仏様・御先祖様の心が詰まっており、
左の手のひらには私たちの心が詰まっている。
両の手のひらを合わせることで、仏様や御先祖様と自分自身が心を一つに通じ合わせることが出来るというように言われております。
「感謝」
「申し訳なさ」
「尊さ」
これらの思いが湧き起こると、自然と合掌という形になって体現されているのです。
合掌を通して、自分の気持ちと相手の気持ちが重なり合い、心が一つになっていくのです。
一説によると、手のひらから生命エネルギーが出ているともいわれ、
右手からは右回りのエネルギー
左手からは左回りのエネルギー
右手、左手、合掌をする事により中心からさらに強い生命エネルギーが広がっていくとも言われております。
夜景 雲林寺本堂
人は合掌をしたままイライラすることはありません。
人は合掌をしたまま怒ることはないでしょう。
相手に素直に気持ちを伝えたいときには、ぜひ合掌をしてみてはいかがでしょうか。

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