三原三十四所観音札所|馬頭観音|雲林寺
「御利益を叶えられるなら何でもしたい」
人々の願いはいつの時代も変わらなかったのでしょう。
平安時代より、地域の観音堂を全て巡ると御利益がある、との信仰で日本全国で、三十三観音信仰(33又は34の観音堂巡り)が始まりました。
当山の観音堂は吾妻西部地区の観音堂を巡る三原郷観音に属しております。
当山の観音堂は三原郷三十四番観音札所の第一番にあたります。
当山境内の観音堂は馬頭観音が祀られております。
観音堂の屋根を見てみて下さい。馬がおります。
堂内の馬頭観音様の上にも馬がおります。
馬のようです。
観音像は一般的に女性的で美しい表情であることが多いのに対して、この馬頭観音は女性的でないどころか、怒ってる表情です。
その怒りの表情には理由があります。怒りの激しさによって苦悩や諸悪を粉砕し、馬が草を食べるように煩悩を食べ尽くして災難を取り除く、とされています。
馬頭観音のご利益には
●無病息災 ●厄除け ●動物救済 ●五穀豊穣 ●旅行安全
さらに「馬=俊足」のため、即効性があり、悩んでいることもすぐに解決するというご利益もあります。
他にも、大切なペットを失った後に馬頭観音に祈りを捧げると、ペットたちをお釈迦様のもとまで連れて行ってくれるとも言われています。
当山の檀家様は、旅行好き、ペット大好き、なお方が沢山いらっしゃいます。
最強の馬頭観音!
明日は雲林寺梅花講様と初観音供養を致します。
皆様にご利益が沢山ございますようにお祈り申し上げます。
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