雲林寺29世 大典紀久大和尚 退董式(たいとうしき)
9月14日、雲林寺29世大典紀久大和尚退董式(たいとうしき)で、高祖道元禅師学道御和讃・御詠歌を梅花講の皆様がお唱えしました。
高祖道元禅師学道御和讃の歌詞です。
かわらぬ教え今もなお 人に示してあらたなり
とありますが、かわらぬ教え とは何でしょうか?
お釈迦様は
過去を追うな。未来を願うな。
過去は過ぎ去ったものであり、 未来はまだ、到っていない。 今なすべきことを努力してなせ。 |
と「今」を大切にしなさいと弟子達に教えました。
過去は自らが歩んできた道であり、自分を支えている多くのご縁から成り立っています。
未来は「今」をどう過ごすかによって変化していきます。
大事なのは「今」です。
人生は決して 思い通りにならない ものであります。
人生に良し悪しはなく、置かれているその立場で精一杯のこと をすれば良いのではないのでしょうか。
師であり父である29世大典紀久大和尚は 壇信徒の皆様のご協力のもと、長きにわたり、雲林寺を支えて頂きました。
不肖 私が後を継いでからもお力添えを頂いた多くの方々のおかげで「今」があります。
その「今」を更に未来に繋いでいくために、歩んで参ります。
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