馬頭観音(ばとうかんのん)|雲林寺の歴史
1年に1度、雲林寺境内の観音堂の扉を開け、梅花講員の皆様と 馬頭観音 をお参りします。
毎月18日は 観音様の縁日 ですが、新年最初の1月18日は 初観音(はつかんのん)といい、普段よりも多くの 御利益がいただける といわれています。
馬頭観音はその名の通り頭の上に馬を載せていることから、馬が雑草を食べ尽くすように、人々の煩悩を食べ尽くす観音様とされています。
昔は武家や農民にとって、馬は生活の一部となっており、馬を供養する仏としても信仰されました。
雲林寺の観音堂の中には明治時代~昭和初期の馬の御札が奉納されております。
長野種馬所 牧主 とあります。
明治27年山口氏
願主 小林氏
山口展五郎氏
大正5年黒岩清十郎
大正14年佐藤氏
山口氏
観音堂の中には長野原町用水隊道竣工紀念 寄付者芳名版がございます。
わずか4.5畳程のお堂の中に、歴史が詰まっております。
また、この観音堂は三原郷34観音札所の第1番でもあります。
第1番の雲林寺から第19番の洞口堂跡までが 長野原町の観音札所となります。
無病息災、動物救済、厄除け、旅行安全のご利益があるとされている馬頭観音
毎年1月18日は終日、観音堂を開放しておりますので、ご覧になられる方はお気軽にお問い合わせ下さい。
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