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譲ることは難しくあり、尊いこと|床座施(しょうざせ)

雲林寺堂内 

人生、いろいろなタイミングで引き際というものを体験します。

社長業を後継者へ立場を譲り、引退したり

スポーツ選手が若い選手の活躍を考慮し、引退したり

権力地位 にしがみつかず、後進に道を譲ることを 床座施しょうざせ と言います。

大切なのは、権力や地位 になるべく執着しない捉われないようにするという姿勢です。

諸行無常 この世は常に変化して、とどまるものはないのです。 

床 雲林寺

 

私たちは、これは自分のものだと思い、執着する時に、怒りの心がわくことがあります。

ここは自分のポジションだ、これは自分のものだと思い、そうならない時に怒りの心がわいてきます。

日頃から何事にせよ、譲り合うことを心がけることが、捉われの心、怒りの心を和らげる訓練になります。

自分のもの(場所、役職、立場)を必要な誰かへ譲ることは難しくあり、尊いことです。

 

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